離乳食が進んで段々と食べる量が増えてきて悩むのが、離乳食後のミルクの量ではありませんか?母乳育児であれば、離乳食後に飲みたいだけ飲ませてあげればOKですが、ミルクの場合だとそうもいきませんよね。飲ませればそれだけカロリー過多になり、母乳に比べて消化に時間がかかる粉ミルクだと胃腸に負担がかかってしまいます。また、吐き戻しにもつながってしまいます。
私も息子が7か月くらいの頃に離乳食後のミルクをたくさん作りすぎたことがあり、自分で飲む量を調節できずにあるだけ飲んでしまう息子はそれを全て飲んでしまい、食後しばらくして離乳食も含めて全部吐き戻してしまったことがあります。吐いたあまりの量に息子も驚いていて、かわいそうなことをしてしまったと反省しています💦
身長体重が違うように食べられる量・飲める量にも個人差はありますが、それでも全く参考になる量が分からないと手探り状態で不安ばかりが大きくなってしまいます。
そこで、一般的な離乳食とミルクのバランスをまとめてみようと思います。個人差があるんだよ!という事で、我が家の実際の離乳食とミルクの量も併せてご紹介していきます!
離乳食初期(5, 6か月)
離乳食を始めた5か月の頃はミルクの量を減らしたりする必要はないでしょう。この時期はまだまだ食べる量が少ないですし、ほとんどが水分のお粥です。離乳食後のミルクもいつも通りの量を飲ませてあげてください。
6か月になるとたんぱく質も含めて食べる量が増えてきています。そろそろミルクの量を減らし始めてもいい頃です。
離乳食とミルクのバランス
離乳食 | 10~20% | – |
ミルク | 80~90% | 800~990ml |
1回のミルク量200~220mlを5回がこの頃の赤ちゃんのミルク目安量です。その量に対して80~90%なので、800~990mlが一日トータルでのミルクの目安量になります。
6か月頃の離乳食目安量
10倍粥 | 30~40g |
野菜 | 15~20g |
たんぱく質(豆腐) | 25g |
たんぱく質(魚) | 5~10g |
離乳食は10倍粥なら大さじ3程度で、始めたばかりの頃に比べると食べられるようになったな~っていう感じがしますよね。
我が家の場合
6か月の離乳食です。
- 10倍粥ペースト:大さじ3
- 人参ペースト:大さじ1.5
- 豆腐のペースト:大さじ1
- 離乳食後のミルク:140ml
離乳食時以外のミルクは200~220mlで、1日トータル720~800mlでした。
大ぐらいの息子でしたが、6か月の上旬に胃腸風邪を引き1週間程度離乳食をお休みしていたのもあり、離乳食とミルクのバランスが目安通りな感じです。

離乳食中期(7, 8か月)
ごっくんと離乳食を飲み込むのが上手になってくる離乳食中期です。
一度に食べられる量も増えてきて、離乳食が順調に進んでいれば食べられる食材もだんだんと増えてきている頃なので、栄養バランスにも気を付けたいですね。
食後のミルク量に悩まされる時期でもあるかもしれません。
離乳食とミルクのバランス
離乳食 | 30~40% | – |
ミルク | 60~70% | 600~770ml |
段々とバランスが半分ずつに近づいてきました。
食べる量が増えてくると、離乳食の後に授乳が必要なくなってくるかもしれません。
その場合、ミルク量は一回分のミルクを60〜70%にするのではなく1日トータルでの量で考えていいと思います。
離乳食目安量
7倍粥 | 50~80g |
野菜 | 20~30g |
たんぱく質(豆腐) | 30~40g |
たんぱく質(魚、肉) | 10~15g |
我が家の場合
8か月頃の離乳食です。
- オートミール粥:60g
- 野菜のトロトロ煮:50g
- レバーペーストとマッシュポテト:20g
- 柿のコンポート:20g
- 離乳食後のミルク:なし または 40ml
離乳食以外のミルクは220ml。ミルク・離乳食は1日4回で、ミルクの1日トータル量は700ml程度です。1回の食事量が多くなってきましたが、1日トータルで見ると目安通りな感じです。この頃の息子にとって40mlのミルクなんて気持ち程度の量なので、そろそろ離乳食後のミルクをなくしてみようかな?と考えてなくしていった頃です。

離乳食後期(9~11か月)
3回食が始まる離乳食後期です。
食への興味が出て、自分から食べたがる時期でもあります。
一回の離乳食で主食・主菜と副菜のバランスを意識して一食の栄養バランスも整えていきます。
食べる量はぐっと増え、授乳量と食事量のバランスが逆転してくる頃でもあります。
離乳食とミルクのバランス
離乳食 | 60~70% | – |
ミルク | 30~40% | 300~440ml |
バランスが離乳食とミルクとでついに逆転しました!
母乳やミルクしか飲まなかった頃には想像できないくらいに授乳量が減っているかと思います。ミルク育児の方は、粉ミルクの消費量で実感するかもしれません…(笑)
離乳食目安量
7倍粥~軟飯 | 7倍粥90g~軟飯80g |
野菜 | 30~40g |
たんぱく質(豆腐) | 45g |
たんぱく質(魚、肉) | 15g |
我が家の場合
9か月頃の離乳食です。
- やわらかカリカリ食パン:6枚切り食パン半分
- 人参と玉ねぎのホワイトソース和え:40g
- キャベツの出汁煮:30g
- さつまいもスティック
- 離乳食後のミルク:なし または 60~100ml
離乳食後以外のミルク量は220ml、1日トータル420~500mlで、目安量よりやや多目となってなってますね。
離乳食後のミルクがなしまたは60~100mlとなっているのは、3回食が始まり朝のミルクの時間を離乳食の時間にしたためです。朝はあまり食べが良くなかったのもありますが、息子は夜間授乳がなくなっており、空っぽのお腹にいきなり大量の固形物は胃腸に負担がかかるかな?と思ったので朝の離乳食を少なめにしてミルクを多めにしていました。

離乳食完了期(12~18か月)
離乳完了となり授乳が必要ではなくなる離乳食完了期です。
必要な栄養素は食事から吸収することができます。離乳食時以外の授乳も補完食(おやつ)に置き換えていき離乳を目指します。
離乳食とミルクのバランス
離乳食 | 80~100% | – |
ミルク | 0~20% | 0~220ml |
とうとうミルク量が0になり離乳です!ただ、この場合の離乳は、個人的には食事としての離乳だと私は思っています。
ミルク育児だったお子さんは牛乳にシフトしていければいいですし(牛乳の方が楽ですから…)、母乳育児の場合、母乳はお子さんにとっての安定剤のような効果もあるみたいです。無理に止めさせなくても、お子さんの様子とお母さんの気持ちで断乳は進めてみてください。
離乳食目安量
軟飯~ご飯 | 軟飯90g~ご飯80g |
野菜 | 40~50g |
たんぱく質(豆腐) | 50~55g |
たんぱく質(魚、肉) | 15~20g |
我が家の場合
こちらは1歳頃の離乳食です。
- ぐるぐるサンド:12枚切り耳なし食パン2枚分
- 鶏とひじきのハンバーグ:40g
- 野菜のトマト煮:30g
- 水菜のお浸し:20g
- 離乳食後のミルク:なし
1歳頃からは牛乳がそのまま飲めるようになるので、粉ミルクではなく牛乳になりました!それも食後ではなく、寝る前の牛乳だけになっています。なので、ミルク(牛乳)は1日トータルで見ても160mlです。寝る前の牛乳も1歳3カ月頃には麦茶に替えたのでなくなりました。朝、時々牛乳を飲んだりするくらいです。

離乳食量とミルク量のバランスについては以上です。
また、離乳食量とミルク量のバランスは1回の食事ではなく1日合計でのバランスで考えてください。
また、お願いしたいのは、くどいようですが、ここで紹介した食事量やミルク量はあくまでも目安であることを念頭に置いておいてください。
離乳食の進み具合は、1番個人差が出るものだと保健師さんも仰ってました。
普通より離乳食の進みが遅くても焦ったりせずにのんびり進めて頂ければと思います。
ではまた!