体に良い油悪い油がある??毎日使う油のはなし

離乳食ノート

悪い油?

マーガリンが体に悪いっていう話はご存知ですか?

この話はだいぶ前から言われていて、プラスチックを食べてるようなものだとかなんとか言われています。

これは、トランス脂肪酸という人工化合物がマーガリンの製造過程で生成されてしまうかららしいです。

そのため我が家ではマーガリンの使用は子供だけでなく大人も避けていました。というか、妊娠中にマーガリンの匂いがダメになって、マーガリンが含まれる食材でも匂いに気付いて食欲を無くしていたので避けざるをえなくなっていて、それが産後の今でも継続中です。

実は子供の離乳食に使用する食パンなんかにもマーガリンは含まれていています。私はなるべく成分表示を見てマーガリンやショートニングが使用されていない商品を選ぶようにしています。(ショートニングってパンによく入ってますが何者なんでしょうね…。)

悪い油の条件

それと同じで、マーガリンだけでなく炒めたり揚げたりするサラダ油にも悪い油があるらしいのです。怖くなって、油についていろいろ調べたところ、以下が摂取しない方がいい油。(勉強不足で間違った知識があるかもしれませんが、その場合はご指摘ください!)

1.トランス脂肪酸を含む
2.油が酸化している
詳しいわけではないので簡単に説明していきます。
1.トランス脂肪酸を含む
マーガリンの話と同じですが、サラダ油も製造過程でトランス脂肪酸が生成されてしまうことがあります。それは、油を抽出する際に、原材料に化学物質を添加しているから(私は何それ怖い!ってなりました…。)。なんでも、油を何度か搾っていくと当然油が取れなくなってくるのですが、その段階でもその化学物質を添加すると、もっとたくさんの油が取れるらしいです。
トランス脂肪酸を摂取すると、がんの発生リスクが高くなるだとか、いろいろと体に悪影響があると偉い科学者の方たちが立証しています。
2.油が酸化している
こちらは、どんな油でも共通で、酸化した油を摂取すると良くないよということです。例えば、1度揚げ物をした油を漉して取っておく事があるかもしれませんが、1度火にかけて使用した油はどんどん酸化していきます。また、揚げ物をすぐに食べずにしばらく経ってから食べた場合も酸化した揚げ物になっています。

酸化した油を取るとどうなるか。体が酸化します。体が酸化するとどうなるか。体が老化します。酸化した油の摂取は体の老化を早めることにつながってしまうんですね。

酸化した油は自分で気を付けられるからいいとして、トランス脂肪酸が含まれない油って何だろう?私はなんだか怖くてしばらく揚げ物はしませんでした(笑)
炒め物にはオリーブオイルやごま油を使用したりして、そうこうしている間に買ってあったサラダ油を使わずにいたら油が酸化してました…。なんとも言えない鼻にツンと刺激するような、そんな不快な臭いがしました。とても使う気にはなれないような臭いなので、嗅げばすぐにわかると思います。

調理に向く油は?

しかしながら、油である脂質は私たちの体に必要な栄養素。適量の摂取が必要です。どうせ摂るなら質の良い油を摂りたいものです。特に赤ちゃんの体は小さいですから、大人より影響を受けそうです。以下にどんな油なら調理に向くのかを記載しました。

加熱用の油

なぜ加熱用なのかというと、体に良いとされる油でも加熱に弱く加熱するとどんどん酸化が進んでしまって加熱しない方がいい油があったり、逆に加熱しても酸化しにくい油があるからです。
まず加熱用からですが、加熱に向くのはおすすめ順でオリーブオイル、ごま油、米油、菜種油です。理由はいろんな情報が転がっていてまとめきれないのですが、総合するとこんな感じです。

生食用

こちらは特におすすめ順とかはなく、以下が生食用で主にドレッシングとして使用するのに向いている油です。
  • 亜麻仁(あまに)油
  • しそ油
  • 荏胡麻(えごま)油
他にも、飲み物に混ぜたりとか、一時期流行りましたよね。
こちらは、どのサイトも共通しておすすめしていました。どれか、ドレッシング用として家に常備しておいても良さそうですね。

購入時、油の搾り方にも注意!

上記で記載した油でも、その油の抽出の仕方でと悪い油になってしまうので、注意が必要です。
油の搾り方にも種類があって、1番最初に油の材料に圧力をかけて搾っただけの油。次に、蒸気をあてることで油が出易い状態にしたところで搾った油。蒸気のあて方でも、蒸気が低温か高温かで油の質が変わってくるみたいです。その次に、化学物質を添加した状態で油が搾りやすくした状態で搾った油。順番に質が悪くなっていっています。
お店で購入する際は、圧搾一番搾りと書かれている商品を選ぶと間違いないです。他にも、低温圧搾だったりコールドプレスも大丈夫です(低温の蒸気をあててから搾る方法)。その他の搾り方である、高温の蒸気をあてたり、化学物質を添加している商品は極力購入しない方がいいでしょう。

結局どんな商品をかったらいいのか?

いろいろ言ってきましたが、人によっては菜種油もよくないと言っていたりして、私自身もこの油なら大丈夫!と言えるものはありません。
料理によって油の向き不向きもあります。揚げ物にオリーブオイルなんて高くて使えませんし、ホットケーキを焼くのにごま油も使えません。臭いもなく何にでも使いやすいこめ油はお値段が結構してお財布的に厳しい…。
なので、私の中で無難なのは一番搾りの菜種油なのかなと、現状では落ち着いています。

実際に使っているのはコレ!

実際に使っている油は、パルシステムの「圧搾一番しぼり菜種油」。ネーミングがまさにそのままなのですが、菜種を原料に圧力をかけて一番目に搾った「一番搾り」のみを使用しています。非遺伝子組み換え食材を使いたくないパルシステムは、育てるのに手間のかかる非遺伝子組み換え食材を育ててくれる農家が国内に見つからず、オーストラリアの農家と直接契約して材料を確保しているようです。

国産にこだわる方には向かないかもしれませんが、外国で育った材料だったとしてもパルシステムが直接契約している農家だととても安心感があります。
材料・製造過程ともに問題ないのですが、もう一つお求めやすい価格であることも非常に大きな魅力です。安価で売られている油に比べれば高いですが、それらは大抵質の悪い油です。試しに菜種油の一番搾りをお店で探してみたのですが、「これっぽっちで1000円以上!??」と、とても高くて買う気にならなかったです…。その点、パルシステムの菜種油は。1250gで800円前後で購入できます!これは安いです。さらに、定期的に値下げされているため私はいつもそのタイミングで買っています。
もちろん、子供の食事に使う油もこちらの油を使用しています!
揚げ物がカラッと揚がるので、不思議と揚げ物が重くありません。いつもこの油をつかった料理を食べているからか、以前ファミリーレストランの天ぷらを食べたら天ぷらが重くてあまり美味しくないと感じることがありました。夫も同じく重かったようで、「家ではもっとたくさん食べるけどこんなに胃がもたれたことないのに」と、言っていました。その時に始めて、もしかして油の違いなのかも??と気付き、それからはずっとパルシステムの「圧搾一番しぼり菜種油」一筋です。
パルシステムは他にも、素材にこだわって安全に配慮された商品がたくさんありますので、一度チェックされてみてください。


ネットで探すと、店頭に置いてあるよりかはお求めやすい一番搾りの菜種油もあるようです。納得のいく油が見つかるといいですね!